Xeon / EPYC

用途別の選び方・各種シリーズの特徴

サーバー・ワークステーション向けCPU

「新しくサーバーを購入する必要があるけれど、

CPUの数が多すぎてどれを選べばいいのか分からない…」


そのようなお悩みはございませんか?

ご安心ください!

「用途」や「ご予算」さえ決まっていれば、専門用語やスペックを表す数値が分からなくてもCPUを選ぶことができます!

まずは、どういったシリーズのCPUがあるのかを知ることが大切です。

インテル Xeonプロセッサーとは

Xeon(ジーオン)CPUは、Intelが開発したプロセッサで、主にサーバーやワークステーション向けに設計されています。以下が特徴です:

- 高いコア数: Xeonは多くのコアを持ち、複雑な計算や並列処理に適しています。

- ECCメモリ対応: メモリエラーを検出・訂正するECCメモリをサポートしており、信頼性が求められる環境で活躍します。

- マルチプロセッサ対応: 複数のCPUを同時に使用できるため、大規模なシステム構築が可能です。

- 用途特化: 科学技術計算やデータベース管理など、特定の業務に最適化されています。


一般的な家庭用PC向けのCoreシリーズとは異なり、Xeonは法人向けや専門的な用途に特化してます。

intel Xeon Scalable Processors

Xeonの良いところ(メリット)

ECCメモリ完全サポート

■ XeonはすべてのモデルでECCメモリを正式サポート。

■メモリエラーを検出・訂正できるので、長時間安定稼働が必要なサーバーや業務用途に最適。


マルチCPU構成に対応

■ Xeon Scalableは2〜8ソケット構成も可能。

■コア数やスレッド数を大規模に拡張可能で、高密度な仮想化やHPCにも対応。

仮想化支援や信頼性が強い

■ Intel VT-x, VT-dなどの仮想化支援機能をフル装備

■サーバーやクラウドの仮想マシン運用が安定・安全にできる。

セキュリティ機能が豊富

■ Intel SGX(Software Guard Extensions)など、セキュリティ重視のアプリに役立つ機能あり。

■金融や医療など、高セキュリティが要求される分野に向いている。

幅広い互換性と長期サポート

■サーバーOS(Windows Server, Linux, VMwareなど)との互換性が広く、メーカーサポートも厚い。

■長寿命で10年単位の運用が前提のシステムでも安心。

豊富な製品ラインと選択肢

■Xeon E(エントリー向け)からPlatinum(ハイエンド)まで、スケールに応じて選べる。

■小規模サーバーから超大型サーバーまでカバーできる。

intel Xeon Scalable Processors

Xeonシリーズ別の魅力まとめ

安価で使いやすく、ECC・信頼性も備える

Xeon E ― 小規模サーバー・開発機向け

高クロック&ECC対応、レンダリングやCAD向け

Xeon W ―ワークステーション向け

必要最低限の性能、低コストでECC・拡張性あり

Xeon Bronze ― 小規模仮想化向け

バランスが取れた性能と拡張性

Xeon Silver ― 中小規模サーバー向け

高性能、多コア、信頼性抜群、2ソケット対応

Xeon Gold ―中〜大規模企業向け

最大コア・メモリ帯域、8ソケット対応

Xeon Platinum ―超大規模仮想化/HPC向け

intel Xeon Scalable Processors

用途から選ぶXeon CPU

小規模オフィスのNAS、業務PC、会計ソフトなど

最適なXeon CPU


Eシリーズ(安くて速い)

ファイル共有・メール・軽い社内サーバーなど

最適なXeon CPU


Bronze (安定・省エネ)

仮想化サーバー (VMWare、Hyper-Vなど)

AI開発、大規模DB、

高負荷な業務

最適なXeon CPU


Silver (バランス良し)

最適なXeon CPU


Gold (高性能・高価)

Core i7の企業版のような位置付けで、1人で高速に動かしたい場合に最適。

「シンプルで止まらない系サーバー」向け。

複数人で使用する中堅業務に最適。性能と消費電力のバランスが優秀。

ミッションクリティカルな用途(金融、クラウド、仮想化など)に適している。

AMD EPYC Processors

項目

Ryzen

EPYC

用途

軽量サーバー・自作NASなど

中〜大規模サーバー・クラウド

コア数

〜16コア程度

最大96コア(1CPU)

ECCメモリ

一部対応(マザー依存)

全対応

PCIeレーン数

最大24(Ryzen 7000世代)

最大128(PCIe 5.0)

メモリ帯域

デュアルチャネル

8チャネル以上

TDP(発熱)

65〜120W

220〜360W(モデルによる)

拡張性

小規模向け

仮想化・GPUサーバーに最適

価格帯

安め

高め(性能比でコスパ良し)

AMD EPYCプロセッサーとは

AMD EPYCプロセッサーは、AMDが提供するサーバーおよびデータセンター向けの高性能プロセッサシリーズです。以下がその特徴です。

■ 多コア設計: 最大192コアを搭載し、並列処理に優れています。仮想化環境やデータベース運用など、大規模な処理が必要な場面で活躍します.

■ Zenアーキテクチャ: AMDの最新技術であるZenアーキテクチャを採用しており、性能と電力効率が向上しています

■メモリとI/Oの強化: 8チャネルのDDR5メモリやPCIe 5.0に対応し、高速なデータ転送が可能です

■セキュリティ機能: Secure Memory Encryption (SME) や Secure Encrypted Virtualization (SEV) など、ハードウェアレベルでのセキュリティを提供します

AMD EPYCとAMD Ryzenのスペック・用途比較

AMD EPYC Processors

特徴

内容

コスパ最強

同価格帯のIntelと比べてコア数や性能が高い

高クロック&高性能

単一スレッドが速く、WebサーバーやDB系に強い

低消費電力・静音性

自作系や小規模オフィスでも運用しやすい

一部モデルでECC対応

安定運用が可能(サポートの確認は必須)

特徴

内容

超高コア数(最大96コア)

1ソケットでも超並列性能がすごい(仮想化やHPC向け)

マルチCPU構成対応

最大2ソケット、192コア構成可能

大量メモリサポート

最大6TB以上、8チャネル以上

PCIe 5.0対応

最大128レーンでストレージやGPUの拡張が優れた性能を発揮

セキュリティ強化

ハードウェアレベルでの仮想化セキュリティが強力

TCO(総保有コスト)

性能/ワットでのコスパ良好でクラウド用途に人気

Ryzenのサーバー向けメリット(小~中規模向け)

EPYCのサーバー向けメリット(中~大規模向け プロ向け)

結論、サーバー向けCPUをAMDで選ぶなら、

コンシューマーや軽量サーバー向けの一般向け用途ならRyzen、

エンタープライズサーバー向けに作られたハイエンドCPUならEPYCがお勧め!

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